韮崎美術館



十二月のはじめ、長男と次男の三人で山梨県の韮崎大村美術館へ車で行った。現在一月まで森田元子展をしている。

森田元子は、洋行帰りの船の中で10人兄弟の中の長兄と出会い結婚した。すごく広い屋敷に長兄一家の母親をはじめ兄弟姉妹はいっしょに暮らしていた。私の夫は末弟だった。
小さかった私の夫は、若い母親に混じっての授業参観や式典出席を嫌がる年をとった母親の代わりに、元子さんが出席、世話をしたのを、大人になっても感謝していた。

当日は気持ちのよい好天気だった。順調に韮山美術館に着く。一階で受付をしてから順番に見る。


若いころの初々しい雰囲気の作品から晩年になってから赤の色がはっきりしてきて自信たっぷりなものまでが並ぶ。
こんな懐かしい絵とお目にかかり「お久しぶり」と言いたいよう。元子さんを思い出しながらゆっくりと見た。

ここには片岡珠子・鈴木信太郎・堀文子等も展示されている。館の前や中で何枚もの写真を撮った。

美術館隣がお蕎麦屋さんらしいでその店へ移る。既に客が六、七人いた。四人の店員が働いているのに、注文してから蕎麦が来るまで一時間かかった。この辺りの生活はのんびりしているのかもしれないと思った。
帰りの車から富士山がきれいに見えた。


読者の皆様へ。
11年間、毎月更新してきましたが、私も91歳になり年をとりましたので、今後は不定期更新にさせていただきます。



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