マリオ

息子に「北京オリンピックもあるし、後、十年も丈夫でこの家にいられるかどうか判らないのだから、倹約していないで、古いテレビを捨てたらどうだ」と言われ、最近、思いきって新しいテレビを買った。テレビは大きくなっても今までと同じような番組しか見ないが、テレビに付いてきた電気店ポイントで、これも思い切って買ったゲーム機の「wii」は、今の所活躍している。

孫の小さいころ、ゲーム機で遊んだことがあり、取りつき易かったのかもしれない。結果、このひと月、ソフトの「マリオギャラクシィー」に嵌っている。



勇気のある、漫画の主人公マリオが宇宙に点在する星に行って悪者をやっつけてゆくお話である。動作がとても可愛らしく、自分が一緒に冒険して戦っている気分。成功すると、ご褒美に星を一つ貰えるので、達成感がある。現在、星12ゲット。ゲームの中にはまだ100以上の星があるらしい。魔法で蜂になったマリオの姿が愛らしくて思わず笑ってしまった。

この中には魚のエイに乗って、左右の調子を取り、サーフィンのゴールに向かうゲームもある。初めはコースからはずれ外に落ちてばかりいるが、一回ごとに上手になり、ゴールまでの時間が短縮される。「自己新記録です」とコーチのペンギンに言われ、表彰台に上がるのも、良い気分である。

自分であきれるほど失敗を繰り返してやっているが、頭と指を同時に動かし、老人でも考えて覚えて上達してゆく。私の性格に合っているから言うのかもしれないが、このゲームはテレビを独占できる一人住まいの老人にも向いていると思う。
 
H20/04

 

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