絵画展


Iさんの絵の展覧会が有楽町の交通会館一階であった。Iさんとは、十数年前、一緒に絵のお稽古していたが、先生が亡くなられたあとも、そのまま一人、絵を描き続けている。

私には、横浜地下鉄の仲町台の老人ホームから、初めての遠出である。このごろは出来るだけタクシーを使うようにしているが、今回は電車で行く。乗り換えのときは人に尋ね、念を押してから電車にのった。有楽町駅前の交通会館一階の画廊に着き、一年ぶりにIさん達と会う。会場に飾られたIさんの墨絵は、はっきりと彩色され、大胆な構図に成長していた。世間では見かけない絵だ。素敵である。
外国からのお祝いの花も五、六,鉢届けられていて会場が華やかだった。



今、七十代の初めの元気な時に、東京のど真ん中で、このような趣味の個展ができるのは、Iさんの努力と人柄は勿論だが、ご主人の理解と経済力もあってのこと、とても幸せな人だと思った。

外に出て線路のすぐ傍にある緑色のパラソルの下、ランチをいただく。時をおかずに、新幹線が眼の前を往復していた。




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小松先生

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