書展


新宿のデパートで開かれた石飛博光先生の「ほっとする禅語70」の書展に行った。
石飛先生は私が直接教えて頂いた先生ではないが、書道を習っていた7、8年前、創玄書道の幹部としておられたので、度々、その書やお姿に接していた。 現在、日展や毎日展など書道界で活躍され、テレビにも度々出られている。



会場の入り口には多数のお祝いのお花が飾られていた。
展示されている書を端から見ていったが、どれも素晴らしく、流石とため息が出る。
線の流れが上品で心の奥まで何かしみじみと伝わってくる。
20年若かったら入門したかったと、お弟子さん達を羨ましく思った。

中央にある休憩所の椅子に腰掛けると、60代の女性が「涙が出て、涙が出て」と言いながらハンカチを顔に当てている。
聞いてみると、今まで書をやった事が無く、たまたまこの会場に入り、見ているうちに涙が出て止まらなくなったと言われる。
印刷されたものでなく、生の筆跡から出る石飛先生のお人柄が伝わってくるのかもしれない。

「ほっとする禅語70」の本を買い、石飛先生のサインを頂き、握手をした。
(サインも握手も初体験)帰りがけ、甘味処の「立田野」に寄って休憩した。

H16/06

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