一人暮らし


老人会の友愛チームの二人が、隔月に様子を見に家に来られるが、私はもう十年位、続けて訪問して頂いている。玄関先で慰問の品を受けるだけでも良のだが、普段、これといった来客が無いので、玄関前の空き部屋の雨戸を開け、久々に風を通して上がっていただく。若い頃から知った方達なのでお喋りが楽しい。
九月半ばには、町会から八十八歳のお祝いといって、六個くらいに切れる丸型のチョコレートケーキが届いた。

先日、前隣の家から「明日から二晩、夫婦で長男の家族と箱根旅行しますので、夜中に御用の時は二階にいる次男に声を掛けてください」と断りがあった。帰られた日には、お土産に「湯もち」のお菓子が届く。親御さんの代からの付き合いなので、頼りにしている。



川崎と横浜にすむ私の息子たちは、月に数度現れるが、私はもう改まって料理する気力が無く、食事は殆んど、車で連れられての外食となる。息子だけなら近くの「ジョナサン」でいいが、孫たちが付いてくると、車で二十分くらいの新百合のレストランまで行く事となる。先日孫の一人が北欧三国に行ったといって、お土産を持ってきた。この恐ろしげな人形は、昔話に出てくるお人形なのだろうか。



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