外出



国立新美術館

七十歳前後の友人、二人の誘われ、国立新美術館のオルセー美術館展に行った。三人とも小田急線なので直通で千代田線乃木坂の美術館までゆける。昼前に着いたが、大混雑で、切符を手にしてから、蛇行している列に並んで会場入るまで三十分くらい待った。一人なら辛いが、仲間がいるので案外疲れない。

モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど素晴らしい絵ばかりで、本当は一人で来て、半日がかりで鑑賞すべきものなのだろう。この日は、鑑賞は自分の好きな展示物だけに限り、一時間後に会場出口で三人集合する。そのあと館内のレストランでゆっくり食事をする。こんな不十分な見学でも、美術館にゆけて、人並みに雰囲気に触れ、元気を貰う一日となった。




クラス会

東京の小学校なのでクラス会が新宿であった。いったん途切れそうになって、又復活した。五十人クラスだが、七人出席する。常連の一人は、間違えて去年のレストランにいってしまい欠席。初めての参加者が二人いた。付属高女の頃からいっても、七十年は経っているが、誰だかすぐわかる。鎌倉からの人は息子さんの車で往復だった。

もう一人はアジアの国際交流のグループにいて、現在も見学会や旅行の世話で活躍していた。今聞くと、昭和の初め、小学校の頃からお稽古として英語を習っていたそうだ。海軍軍人だった親御さんは娘にどんな未来を想像いたのだろう。

一番元気なのは踊りのお師匠さんをしている人だ。この十月には東京国立劇場でグループの最高齢として舞うという。頭の回転が速く話が面白い。私はカートや杖を頼りにやっと、のそのそと歩いているのに。この年になるまで、心身共に私とは鍛え方が全く違っていたのだろう。


 H22/08

 

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