ちょっとした不注意


いつも一緒に外出している友人、一歳年下のAさんが事故にあった。話を聞くと、横浜の街を歩いていて十字路にさしかかり、信号が青なので反対側に渡りはじめた。とたんに、まだこちら側にある用事があったのを、思い出し、逆行して二、三歩あるいたところで赤信号側の左から来たオートバイにはねられた。

そのオートバイは若い女性が乗っており、直進でなく、左折するので少し時間を稼ぐつもりだったらしい。Aさんは道路に1メートル位、飛ばされ仰向けに倒れた。心配した女性は直ぐ寄ってきたが、Aさんは自分で起き上がれた。



女性は自分で直ぐ警察に電話をかけ、十分くらい待つと警察官が現れた。頭を打っているので、直ぐ病院で検査をうけるが、少しふらつくような気がした。まだ青信号の間の出来事で、先方が悪いのだが、渡るふりをして、急に戻った彼女も注意が足りなかった。

表立って頭に異常は無いが、頭を打っているので、血が一滴づつ出て、いつの間にか血のかたまりが頭に出来て、半月や一ヶ月ほどして急に脳梗塞になって倒れることがあると医者に注意される。腿に青いあざが出来ているので整形に通ってからもうひと月近くたっているが、それから何となく体調がよくないそうで遠出はできない。保険はきっちり懸けられていて、なかなか行き届いた対応はしてくれているという。

Aさんは中年ではダンスを習い、水泳をしていたので、骨の状態が良く、医者に、それで大腿骨が無事だったのでしょうと言われた。


 H22/07

 

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