病院へ



朝起きて、顔を洗っていたがなんとなくおかしい。左半身が強くはないが痺れを感じる。今までこんな経験はないので早速ホームの看護婦さんに伝えた。土曜日で病院が混んでいると想像されたがその日すぐ病院に行くことになった。

ホームの車で、付き添いのS看護婦さんと一緒に新都市病院にいった。この病院はいつか、私が左手を骨折したとき日曜救急病院として手当てをしてもらった大きな病院だが、その時の印象が良い。この日の診察室はいっぱいの人で混雑していた。朝飯もそこそこにホームを出たのに、十二時すぎになっても名を呼ばれない。一時ごろやっと呼ばれ、MRI室にゆく。前の人と交代してトンネルのようなMRIの装置の中に体を入れた。頭の辺りでいろいろな雑音が鳴って聞こえてくる。それなりにやりすごしていると、検査が終わり。待合室に戻って待った。



結果を教えていただく呼びだしがなかなか無い。ホームの昼食はもう終わって入るはず、取り置き制限時間に間に合いそうも無いので売店でサンドイッチを買った。

三時ごろに、やっと名前が呼ばれ、ホームのS看護婦さんと一緒に診察室に入る。先生が私のMRIの結果を説明されるのを聞いた、と、書きたいところなのだが、その直後から、どうやっても、先生の言われた事を覚えていない。看護婦さんと一緒だったので、油断していたのか。若い黒服の細身の先生が説明されていている姿は、はっきり印象に残っているのに肝心の中身が全く記憶にないのはどうしてか。付き添いのS看護婦さんに、ホームへの報告を頼っていて、私の耳に残らなかったのかもしれない。後で看護婦さんにきくとMRIで特別悪い症状は無く、ホームの医者と相談して薬を少し加えることにしたそうだ。少し前にも類似のことがあって息子に叱られていた。

あまり緊張することなく、うっかり過ごしていても、ホームの流れの中で、お世話され、不便のない暮らしをしているので、集中力がなくなったようだ。今日もなお、ごく弱いが、右と比べ左半身にすこし痺れがあような気がしているのはただの気のせいなのか。




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