紫陽花

今年は家の紫陽花がきれいだ。庭にある赤や青のもきれいだけれど、道路に面した白いのは、今年は特別に整っていて風格さえ感じる。春、この紫陽花の隣に植えてある、蜜柑の木が大きくなったらこの紫陽花は思いっきり小さく切って良いと植木屋さんに話をしていたのが聞こえたのかもしれない。来年はこんなに咲かないのではと、カメラを出してきて撮っていると、隣のFさんの奥さんもカメラを持って道路に出てきた。持っているデジカメの形が似ているので、よくよくみると私のカメラと全く同じキャノンのIXY。Fさんが「同じなら私でも撮れるからアジサイの前に立って」と言われるので、撮ってもらう。



歩いて五分のところあるポストに葉書を出しに行く。帰りがけ後ろから歩いてきた犬を連れたおばあさんから「転ばないように気をつけて」と声がかかる。見ると私に近い年配の知らない人だ。思わず「私を知っていらっしゃるのですか」と言うと「Iさんの畑の傍に住んでいる人でしょ」という。おばあさんが連れていた黒い犬を座らせて暫く雑談をする。一年ごとに歩き方がのろく、不安定になっているので気をつけよう。

東京にいる六十六歳の姪が、卒業した高校の幹事当番に当たって、初めて卒業校の総会に出席した。卒業生の九十二歳の女性が一人で見えていたが、歩き方も軽く、すごくお元気そうだった。この方が、自己紹介のご挨拶で、中年から費用もあまりかからず、自分の体力のままに無理なく出来るピンポンを続けているというお話を伺って、姪はとても感心し、自分もと早速その気になっている。運動嫌いの私も軽い運動にかかわっていれば良かったと今になって思う。

H21/07

 

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