椿山荘夏祭り

今年も、大正琴夏祭りに参加するため、8月22日、3教室合同(21人)の最終練習が新百合丘教室であった。私は大正琴は10年間やっているが、一緒に出る仲間は殆ど60歳前後である。去年の暮れから曲の練習を始めており、この日、先生から感情を込めるところ、強弱を改めて注意された。

8月28日(日)いよいよ、「椿山荘第7回、大正琴夏祭り」の日である。流派さまざまに、21組が出場した。私は一日中皆さんに助けられて過ごしていた。

先ず、教室仲間の方が3日前私の家に来て重い大正琴のケースを預かり、この日会場に持ってきてくださる。

朝10時からのリハーサルの為、椿山荘に9時半集合。これまで家から車で2回行った事があるが、いずれも渋滞にかかったので、この日は、車と電車を乗り継いで行く。電車に乗ると、着替えの荷物を持った私に若い男性がさっと席を立たれた。



椿山荘に着いて、指定の控え室に行く。大きな部屋で、そこに6,7組がグループ毎に決められた場所に集っている。
リハーサルの順番がきて舞台に上がり、規定の時間、曲を弾いた。これまで良く出来ていた処が乱れ、控え室に戻って又繰り返し練習する。

昼食時、お弁当が配られ、セルフサービスのお茶やコーヒーは誰かが運んできて下さる。食後はどなたかが持ってこられた美味しそうなチョコやクッキーがいろいろと目の前に並ぶ。

今年の私達はプログラム後半の出なので、12時半会場にゆき、開会の挨拶から前半の他のクループの演奏を聞く。年々レベルが上がってきている様だ。

控え室にもどって、お揃いの衣装や各自持って来たアクセサリーを身につける。舞台の化粧は濃くと言われているが、青いアイシャドウを持って来た人がいて、初めての経験だが私にも薄くつけてくださる。ファスナーのある衣装の着替えを手伝ってもらう。

3時半、本番である。舞台に出るとき持って行く楽譜などを入れた手提げは、舞台の隣席の方に持って頂く。私は、舞台に上がる時の数段の階段を、ロングスカートを踏んで転ばないように、神経を使って登る。

今年は「スケーターワルツ」と、フォスターの、「ケンタッキーの家、おおスザンナ、オールドブラックジョー、草競馬」の4曲メドレーを弾いたが、思い通りに出来たようだ。隣席のグループの方達がとても素敵だったと褒めて下さる。

衣装の儘、写真室に入り、全員で記念写真を撮った。そのあと、好きなように撮れるので、今日は何時もより綺麗、と仲間の方に言われたのを頼りに、個人で平服で撮る事にした。一人が写真室まで付いて来て私の乱れた髪形を直される。

6時からは、会場の模様を変えて打ち上げのパーティ。円卓が幾つも並び、5百人位いたのだろうか。和食を頂いたあと抽選会があった。

いつものようにタクシーで家まで帰る。9時帰宅。一日は長かったが、楽しく過ごしていたのであまり疲れを感じていない。

2、3日たって、この日の事を考える。私は気楽に過ごしていたが、1人だけ行動ペースの違う私に、事の無いよう、周りの方々が随分気を使って下さっていたと思う。

観に来てくれた友人の話によると、舞台上の私は普段よりとてもきれいに見えたとか。アイシャドウの所為かもしれない。

H17/09

 

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